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早めに見えなくなると思います。
by swingpop
黒い虹
 黒い虹というのをご存知でしょうか。
 このちょっとホラーっぽさが漂う虹なのですが、実際に存在するのです。
 それならどこでなら見えるというと、それは携帯電話の画面で見ることができます。
 さてそれはどういうことか。
 まず前知識として、最近の携帯電話の画質について必要になります。
 最近の携帯電話の画素をご存知でしょうか。簡単に調べてみたところ、1225万画素とかえらいことになっています。しかしその高画質が、黒い虹を生むことになったのです。
 人の目は耳と同様に、見えないものがあります。CDに入った音声で、人には聞こえないものを削除したmp3があります。人間の可聴領域を合理的に割り切った、よいシステムだと思います。

 しかし、耳は騙せても、人の目を騙すことはとても難しいのです。削って削ってでは、どうしても違和感が出てきてしまいます。そのため、この1000万画素以上を達成した携帯カメラでは、ごまかさずに人によっては見えない画素も写せるようになりました。昔の携帯画像の色が汚くおもえるのはこのせいです。最近の携帯カメラが綺麗なのは、可視領域が増えたからなのです。
 この可視領域。増えて万歳ですが、どうもおかしな挙動をする場合があるようです。なんと、撮った写真を画面に出すときなのです。
 実は、携帯カメラの画素は、撮影するときの画素であり、携帯画面の画素ではないのです。そのため、無理をした携帯画面さんが、時たまおかしな処理をしてしまいます。それが黒い虹の正体なのです。

 この黒い虹を写す条件は、雨上がりの空を写すことです。それもただの空ではなくて、虹が出ていないただの空を写すことなのです。
 虹は、空気中の水分に陽が当たることで、光が分解されて表れるものです。この水分の密度によって虹の濃さや大きさが変わります。
 そして黒い虹は、この密度が小さなときに表れます。ちなみに人の目には見えません。なので雨が止み、しばらくした時に携帯カメラで何もない空を写してみてください。運が良ければ見えないはずの黒い虹が写っています。
 ちなみに、この黒い虹は誰でも見れるものではありません。上記した通り、人によって可視領域が違うからです。黒い虹が写る携帯画面さんの誤作動がそのままなのは、ここにあるのでしょうね。

 最後に、この携帯画面の中の黒い虹は、女性が良く観ることできるそうです。女性は染色体がどうたらで、赤が二種類見えるそうです。わたくしにはよくわかりませんが、うらやましいことです。
 ちなみに、染色体は関係ないなのか、男性のわたくしは黒い虹を観ることができました。

 もしよかったら、試してみてください。黒い虹は意外とおぞましいので、覚悟が必要ですが。この話は全部嘘です。
by swingpop | 2009-09-11 00:00 | 日常
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