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早めに見えなくなると思います。
by swingpop
出雲詣で
 大黒様の国譲りで有名でよくわからない出雲大社へ年越しに行って参りしました。
 夕方になる前の薄暗い曇り空の中、わたくし出発です。
 お金は大切。
 なので今回はずっと立ちっぱなしになりますが切符い売り場でいわれた乗車券のみので、特急まつかぜに乗ることにしました。
 そうしたら、40分くらい揺られてから、車掌さんに特急券がいるよって言われました。
 だまされた。
 わたくし、出発40分ですでに精神的にふらふらでした。
 それから普通に座席に収まり、お金を払い、本読んでました。

 そしてなんだかんだで出雲市駅へ。ここからは少し歩いて乗り換えて、出雲大社前駅へ。
 そういえば、送迎のバスが出ているといわれていましたが、見つかりませんでした。
 出雲大社前駅へは、15分ほどでしょうか。最初、ほとんど人がおらず、あ、やばいって、思いました。
 んで電車を降りて、出雲大社へ。
 出雲大社はの前は、鳥居と鳥居にはさまれるように神内通りだったかいうのがあります。
 着いたのは21時ごろ。
 がらっがらです。お蕎麦屋さんも開いてません。
 空いていたのは、おせんべい屋さんくらいでしょうか。焼き立てを売りにしてました。

 んで人通りに少ない道を歩いて、出雲大社へ向かいます。
 中で、入り口から80メートルくらいに屋台が並んでいました。
 お好み焼きにたこやき。ここが出雲だからか、おそばやおぜんざいも売っていました。
 けれどまだ21時。すかすかです。お店もまだ閉まっているのがあります。わたくしは高いので無視しましが。
 それで、まだまだ早すぎたので、境内を一周してみることにしました。
 今年は本殿が修繕されているようで、奥への道は封鎖されておりました。
 しかし観るところは多く、鏡の池とか鎮守の社とかおもしろいものでした。
 鏡の池は、鏡という名前のごとく、透き通った水質をしていました。腐葉土が池の底にたまっているのに、きれいだったのは、たぶんどこからか沸いているからでしょう。
 この鏡の池、誰もいませんでした。夜の帳が神性を深めているようで、あの透明度にどれだけ風格があったか。もったいない。きれいだったのに。
 まぁ、どうせあれって、昔の人は顔を洗ったりしていそうですが。
 それから暗く、細い道を通って、鎮守の社へ。何を鎮守しているのかわかりませんが、狛犬とお稲荷さんいました。とりあえず、拝んどきました。
 そういえば、近くにある建物とか、これが宮大工かと関心してしまうくらいきれいな建物になってました。すべすべなんですよ、木材が。かんなかやすりがんばってました。木目の手触りがないのはすごい。

 そんな感じで一通り見て周り、22時半くらい。お腹がすいたので、一旦ごはん休憩しようとしました。
 おそばたべたい。
 それで帰りに、太鼓の音が聞こえました。
 それで見てみると、宮司さんが12人ほど、出てきました。
 雨が降り、傘をさしていましたが、威厳たっぷりです。番傘みたいなやつでした。傘をまっすぐに持つだけであれほど異質な感じを出せるものなのかと驚きました。
 わたくしは着いていってみました。
 12人、三人ごとに袴の色が違います。たぶん、階級を表していたのでしょう。
 先頭を行く人が最上級くさいです。最後は白袴でしたから。
 二番目の人が一歩引くように距離をとって歩いていたのも印象的。
 彼らは警備員さんの先導後、周りが空気を読んで道をけたのも手伝い、仰々しく進みます。
 そして斎場へ行き儀式をしました。斎場には大量のお酒がお供えしていました。わたくし、ガラスの格子戸の外で、こどもをつれた夫婦と一緒に、一部始終みておりました。
 儀式は、祝詞を挙げて、お神酒、タイ、野菜をお供えして、巫女さんが舞を神様へ。そしてお神酒などを下げて、厳かに終わりました。一時間程度でしょうか。ずっと観ていました。宮司さんが神様へ礼をされたら、わたくしもする。そんな感じの一時間でした。
 神事に参加さえしていないのですが、不思議と体が清められたような気がしました。
 この神事は別にそんな性質のものではなさそうですが、不思議なものです。あるとしたら、わたくしのかばんに入っていたみかんが神様にお供えされて、下げられたくらいです。
 わたくしの中では、ものすごくご利益のあるみかんの誕生です。

 儀式を見て、いい加減寒かったので、おそばを食べに通りへ。
 まずはおせんべい屋さんへ。あったかいゴマせんべい食べました。お店の人が中が食べていい世と言ってくれたので、中に入ってお茶をいただいて、食べました。おいしかった。厚いせんべいでしたので、食べ応えありました。べた褒めです。
 ここで言っておきますが、ここでいちばんおいしかったです。
 このあと出雲そばと、出雲発祥のおぜんざい食べました。そばは、だしに手を抜いてた。600円の、てんかすとわかめとかつおぶしのそば。そしておぜんざい。白玉は小さくて、味に深みのないおぜんざい。
 わたくしの鳥取では、おぜんざいに酷似したお雑煮を食べます。ぜんざいが雑煮です。
 なので、鳥取人はぜんざいにうるさいです。もちが小さくて、濃くも深みもないぜんざいとか。高いです。あれは200円でいい。
 ちなみに、あの通りに3つおぜんざいの店ありましたが、わたくしが食べたのは専門店のほうでした。おすすめしません。

 ご飯を食べて、出雲大社へ戻ります。
 出雲大社の参拝は、0時ちょうどスタートです。扉が開いて、ご神体が拝めるようにならないとだめですからね。
 今年は、本殿修造中二つき、仮本殿で参拝です。仮本殿は本殿の前にあるので、並ぶ道がいつもより短いです。なので、今年は行列のスペースが大変なことになってました。
 最初4列だったのに、次は6列になってましたし。
 それでまぁ40分、並んでました。寒くて死にそうな中、1人です。わたくしだけ、隣に誰もいません。これが冬です。
 寂しくまっていました。
 そうしたら、カウントダウンがはじまりました。5秒とかそのあたりから。
 わたくしの位置は50メートル近く後ろです。二時間前から並ぶことを選ばなかったわりにいい位置です。しかしですね、カウントダウン。
 突然始まりました。なので、わたくしも、その周りも、ぽかんとしてカウントダウンに身を任せました。そして新年が明けます。いきなりです。乗り遅れた感じがびしびしです。
 けれどそれも束の間。周りであめましておめでとうを言い合っていました。いっせいに咲く花のように広がるあいさつです。
 わたくしは、1人でしたので、咲きそびれたのは言うまでもありませんが。まさか新年一発目の行動が、キョロキョロするだとは、思ってもいませんでした。あれは、名シーンです。

 それからえっと、参拝です。列は徐々に進み、境内へ行く道は三つありますが、その中の二つの列が合わさるように仮殿へ。左から来たほうが早く参拝できたのですが、やっぱり真ん中から行ったほうが気持ちよかったと思います。
 そしてお賽銭を投げる順番がきまいた。横からテレビが様子を撮影していたので、わたくしは勇気を出してカメラの見える位置へ向かいます。そうしたら、カメラがわたくしの番の前に、撤収して行きました。
 扉が開いて、ご神体のようなものが見えるのは真ん中だけです。わたくし、微妙な気分になりながら、真ん中にそそくさと移動します。そして1礼4拍2礼だかをしました。お賽銭は5円を二枚。ぜんざい屋で両替してもらったやつです。ご縁ひとつあまってるので、誰かにあげます。むしろわたくしの分もあげます。お祈りだけしたらいいやってことで、願い事とかしてませんから。
 
 参拝後は、買い物タイムです。
 500円の破魔矢を買って、100円のおみくじを引き、いくらでもいいと、100円だしてお神酒を飲みました。そして原価30円くらいの800円のお守りを買いました。厄除けを家用にして、長寿をおばあちゃん、友達に家内安全の三つです。高いなりに、ご利益に期待です。
 ちなみに、どれだけあれば観光できるのか、目安をだしているだけで、別に高いって意味ではないはずです。

 出雲大社を出たのは、一時過ぎです。そこから臨時の電車に出雲市駅に戻ります。
 待ち時間は40分くらいでした。そこで、わたくし、待合室で隣に座っていた方と仲良くなりました。その方も1人で参拝していたようです。
 深夜二時。わたくしは出雲市駅のネカフェで泊まるつもりでした。
 しかし、その方に聞いてみると、遠いらしかったです。雪も積もってました。
 それでわたくし、その方に頼み込んで、その方の下宿に泊めてもらうことになりました。
 その方は大学生で、広島から島根に出てきているようでした。
 わたくしは手を合わせて、出雲大社のご利益を感じつつ、その方の下宿へ。
 その方の下宿は徒歩10分くらい。わたくしの大阪での下宿より近くて、広いです。しかもちょっと安いかもしれない。うらやましいです。親御さんに大切にされているようで、家具たくさん。
 んでわたくしはその方に布団とかを貸してもらい、その日おやすみ。色々と話た気がします。
 よく覚えてませんが。
 幸運な出会いでした。わたくし、あのままだと死に掛けてた気がします。神様に感謝です。来週中には、その方の家へ何か送りたいです。
 ちなみに、女性でしたが、ノーセックスです。布団は別です。安心してください。わたくしのイメージを。
 漫画みたいで現実感微妙でした。

 そして次の日、っていうか三時に寝て八時起きです。わたくしは一睡もできないまま、朝を目覚めました。不眠症がこんなところに。やらしいことは考えましたが、それが原因だとは、言い切れません。
 んで起きて、その方の一月一日の大掃除を手伝いました。テーブルを移動させたり、ダンボールをちぎったりしました。あとは、ウッディ・ハンカーとか言うのを組み立てました。通販で親から送られたけど、組み立てられないらしかったので、わたくしがんばりました。30分くらい。わたくしが出雲にきた証であり、生きていた証です。
 んであとはオフィスのインストールして、なぜか保存できない減少を無視して、VISTAサービスパック1を入れました。雑用がんばりました。
 それから、その方のバイト先のパン屋さんからもらったらしいパンとアーモンドチョコをいただきました。お返しにご利益のありそうなみかんを渡し、雪が積もっていたので、その方の荷物もち(タクシーつき)をして、帰省を見守り別れました。
 現実感がないながらも、感謝です。この辺りが、わたくしのひどいところですね。

 あと、眠くてふらふらなとき、「医者は背負い込み過ぎないように、患者の悲しみを知ったふりするべきだ。しかし、知ったふりをするには、知らなければならない」とか言った気がします。わたくしのの格言です。眠くて、意味はわかってませんでした。
 ついでに、パン屋さんでは新しい商品が安定して売れるまで2.3週間かかるようです。それと、解剖して吐く医者志望は毎年一つの大学で2.3人程度らしいです。授業で耐性があったり、覚悟したりしているのでしょうか、
 ここはメモです。

 それで、駅について見送ったあと、二時間半ほどまって特急に乗りました。
 待つ間、死にそうでした。眠くて。お腹すいて、寒すぎて。でもテレビはおもしろかった。
 で、あと一時間の時点で駅そばでとろろ丼をたべました。そばととろろ丼のセット700円。
 ここでのとろろ丼が、出雲でいちばんおいしいものでした。本気で。
 わたくしが相席を頼んだ向かいのてんざる頼んだおばさんも、私の目の輝きにとろろ丼を食べたいと思ったでしょう。
 特急では、半分以上寝て、かばんの中に入った頂いたパンを枕にして寝ていました。大きなパンでしたので、よく眠れました。

 そして今!断続的に眠り、生卵の入ったおみそしるとご飯とおせちを時間を空けて二回食べました。卵、とろろ入れて三個目です。おいしいです。サプリメントを食べて、倦怠感もなくなってきました。
 そんな感じで日記を書いています。もう朝だよ。寝る時間です。

 今回の出雲旅行は楽しかった!もっと漏らさず書きたいのですが、断片的だし、書きようがないので書けないだけですが。段になって降りた先に入り口がある家とか、山っぽいなって思っても挿入は難しいです。
 うん、いい旅だった。とろろ丼だいすき!神様ありがとう!
by swingpop | 2009-01-02 07:54 | 日常
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